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デジタルマーケティングにおけるCDPの役割とは?基礎知識から徹底解説

2024.10.11

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こんにちは、Penglueメディア編集部です!

デジタルマーケティングにおいて、顧客データの効果的な活用は成功の鍵を握っています。しかし、多くの企業が顧客データを集めながらも、そのデータを十分に活かしきれていないのが現状です。

そこで注目されているのが CDP(カスタマー・データ・プラットフォーム) です。CDPは、さまざまなチャネルから取得したデータを統合し、顧客一人ひとりに合わせたone to oneマーケティングを実現するための強力なツールです。

本記事では、CDPの基礎知識からデジタルマーケティングにおける具体的な役割、そして他の類似ワード(CRMやDMP)との違いまで、徹底的に解説していきます。

CDPとは?

CDPは、さまざまなチャネルから集めた顧客データを一元管理し、統合された顧客データを作成するためのプラットフォームです。

顧客に関するあらゆる情報を統合することで、顧客一人ひとりにアプローチすることが可能となり、急激に変化する社会情勢や顧客ニーズに適応していくためにも、このCDPの活用が企業には求められています。

デジタルマーケティングにおけるCDPの役割

CDPの主要な機能は以下の通りです。

データ統合
ウェブサイト、SNS、メール、コールセンターなど複数のチャネルから収集されたデータを統合します。
顧客プロファイル作成
統合されたデータを基に、各顧客の行動や属性を詳細に把握できる統一されたプロファイルを作成します。
データ分析
顧客プロファイルを分析し、マーケティング施策に活用します。また、そのプロセスを自動化することで、顧客の行動をリアルタイムで正確に把握しながら、効率的にマーケティング施策を実行できるようになります。

CRMやDMPとの違いと使い分け

CDPは他のデータプラットフォームであるCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント) やDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)と混同されがちですが、異なる特徴と役割を持っています。

CDP DMP CRM
主な目的 顧客データを統合してone to oneマーケティングを実現すること 匿名データを用いて広告やターゲティングを最適化すること 既存顧客のデータを分析し、アップセルやクロスセルなどの関係強化に繋げること
対象データ ファーストパーティーデータ サードパーティーデータ ファーストパーティーデータ
データ保存期間 長期 短期 長期
活用方法 全てのマーケティング施策に活用 主に広告のターゲティングに活用 既存顧客に対するマーケティング施策へ活用

CRMとの違い
CRMは顧客管理ツールとして主に既存顧客との関係強化を目的に使用されますが、CDPは既存顧客だけでなく、潜在顧客や匿名のユーザーも対象にします。また、CRMが主に既存顧客のデータを取り扱うのに対し、CDPは新規ユーザーも含む、ターゲットユーザー全てのデータ統合と活用が強みです。

DMPとの違い
DMPは主にクッキーや広告データを管理し、匿名データを使った広告ターゲティングに利用されます。一方で、CDPは個人を特定できるデータを扱うため、顧客一人ひとりのプロファイルの精度が高いです。また、DMPは第三者データが主流なのに対し、CDPは自社で収集したファーストパーティデータを中心に扱います。

CDP導入時の注意点

CDPの導入には多くのメリットがありますが、いくつかの注意点も考慮する必要があります。

コスト
CDPの導入には初期費用や月額費用が発生します。中小企業にとっては導入コストが高いと感じることが多いでしょう。また、CDPを選ぶ際は自社の活用目的と合致しているか、長期的なROIなども考慮し慎重に検討することが非常に大切です。
データプライバシー保護
CDPは個人情報を含むデータを扱うため、GDPRや日本の個人情報保護法などのデータプライバシー規制に従っているか、セキュリティ面の対策は十分か考慮することが大切です。そして、実際に利用者がそうした情報を安易に持ち出すことがないように、取り扱いにも注意する必要があります。

昨今のCDPトレンド

近年、従来の「パッケージ型CDP」から、企業のニーズに合わせて個別に構築可能な「コンポーザブルCDP」への移行が注目されています。

これにより、企業は必要な機能だけを選択して導入できる柔軟性が増し、データ活用の高度化が可能となっています。このトレンドは特に、大規模な企業や、複雑なデータ要件を持つ組織で急速に採用されています。

まとめ

Penglue(ペングル)

CDPは、デジタルマーケティングにおける顧客データの統合・活用を大幅に改善し、顧客体験を向上させる強力なツールです。

CRMやDMPとは異なる強みを持ち、パーソナライズドマーケティングやデータに基づく意思決定をサポートします。マーケティング担当者や企業にとって、顧客データを最大限に活用するための次のステップとして、CDPの導入を検討することは非常に有益です。

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