自社でLINEを使ってマーケティングを展開したいけれど、有効な手段が見いだせない方もいるでしょう。LINEのマーケティングでぜひ注目したいのが、LINEポイントです。
LINEポイントはLINEスタンプなどの交換に使えるイメージがあります。しかし実はマーケティングでも使い方次第で、高い販促効果を得られる場合があって魅力的です。本記事では、LINEポイントを使ったマーケティングについて徹底解説します。
LINEポイントとは?
今や世代に関係なく多くの人がLINEを使っています。LINEは独自のポイントを提供していて、個人だけでなく企業の事業でも使える存在です。
LINE関係のサービスで貯められるポイント
LINEポイントとは、コミュニケーションアプリLINEで各種サービスを利用した際に貯められるポイントです。LINEが提供するスタンプやギフト、電子コミックの購入などに使えます。また、PayPayポイントとも交換可能です。
LINEポイントと似たものに、LINE PayやLINEコインもあります。LINE PayはLINE独自のQRコード決済で、PayPayなどと同じく店舗やオンラインでの買い物に使えるツールです。
LINEコインもLINEポイントと同じく、スタンプや絵文字などの購入に使えます。ただし、事前にクレジットカードなどで買わないといけないところが、LINEポイントとの違いです。
LINEポイントの貯め方・使い道
LINEポイントは様々な貯め方や使い道があります。
貯め方:
- LINEポイントクラブのミッションやゲームで貯める
- LINEポイゲで貯める
- LINEブランドカタログサイト(旧LINEショッピング)経由で買い物する
- LINE Monary(お金系のメディア)の記事を読む
- Visa LINE Payクレジットカードでの買い物で貯める(※発行は2025年4月まで)
使い道:
- スタンプや着せ替え、ギフトなどと交換
- LINEの各種サービスの利用料金に使う(LINEマンガ、LINE占いなど)
- LINE Payへのチャージ(※2025年4月まで)
- PayPayポイントやLINEコインへの交換
LINEマーケティングとは?
LINEマーケティングとは、LINEのビジネス用アカウント(公式アカウント)を使ったマーケティングです。アカウントを友だち追加してもらい、集客や販促を行います。
例えばこんな施策があります。
- 定期的にシナリオを配信し、自社の商材に興味を持ってもらう
- プロモーションスタンプを配信する
- 広告で友達数を増やす
- LINEポイントを活用したキャンペーンを行う
LINEは国内の利用者が多く、他のSNSと異なり幅広い層が使用しているため、様々なユーザーにアプローチできる点がメリットです。
マーケティングでのLINEポイント活用法
LINEポイントを活用するマーケティングの施策もご紹介します。
LINEオープンキャンペーン
LINEポイントオープンキャンペーンは、各企業のLINE公式アカウントを友だち登録したユーザーに提供できるキャンペーン施策です。LINEポイントがもらえるアンケートを配信することで、回答者の属性データの収集や自社商品の宣伝ができます。主に商品やブランドの認知目的に利用できます。
自由に配信日を決められる単発型と、季節限定で配信できる季節型があります。
LINEポイントインセンティブ
LINEポイントインセンティブは、公式アカウントを友だち追加したり、購入後のレシートを送ったりしてもらうなど、LINEの各種サービスの利用や特定のアクションでLINEポイント付与できるLINEサービスです。このため、販売促進を狙う際に活用できます。様々な付与方法で利用できるため、キャンペーンに合った方法を選べます。
ユーザーには、LINEスタンプなど低額の付与でも喜ばれます。
LINEポイントAD
LINEポイントADはLINEが直接運営するポイントメディアです。LINEポイントクラブの「貯める」タブに広告を配信できます。
ユーザーも動画を見たり、特定のアプリをダウンロードしたりすることでポイントがもらえる仕組みです。ポイント付与の方法は6種類用意されているため、企業側も販促などの配信目的に応じて選べます。
LINEポイントを使うマーケティングのメリット
LINEポイントを使ったマーケティングのメリットは、以下の5つです。
LINE公式アカウント経由で顧客を増やせる
まず、LINE公式アカウントを使って顧客を増やせます。LINEは国内で展開されているSNSの中でも、幅広い年代から支持されるほど人気が高いです。モバイル社会研究所の調査では、2023年4月時点でのLINEの利用率は83.7%にも上ります。
LINEが世代を問わず多くの人々から利用されているとともに、LINEポイントはスタンプなどと交換できる便利な存在です。ユーザーも友だち追加などで気軽にポイントを得られるため、企業も顧客を簡単に増やせます。
LINEポイントと引き換えに宣伝できる
また、LINEポイントと引き換えに宣伝できる便利さもあります。LINEポイントを使ったマーケティングでは、動画の視聴やアンケートへの回答がポイント受け取りの条件です。
ポイントを手に入れるための簡単な操作に宣伝を盛り込めば、気軽に自社商品やサービスを訴求できます。ユーザーはポイントを手に入れるプロセスで商品の情報に触れられるため、お互いのメリットを実現しながらマーケティングできる点が魅力です。
様々な施策を展開できる
LINEポイントによるマーケティングは、アンケートや動画など様々な方法で施策できます。友だち登録やアンケート回答、商品購入などをポイントを付与する条件にできるため、自社の目的に応じた施策を展開すると良いでしょう。
例えば、新規顧客の開拓を考えているのなら、友だち追加でポイントを付与する手が使えます。また商品の宣伝をしたいのなら、動画視聴ミッションでポイントを付与するのもおすすめです。
Uidによる顧客情報管理が可能
LINEポイントのマーケティングでは、Uidを使って顧客情報を管理できます。Uidとは、LINEユーザーに1つずつ与えられているデータ管理用のIDです。
ユーザーのマーケティングへの反応も、Uidと紐づいたデータとして記録されます。これらのデータは効果分析だけでなく、各ユーザーに寄り添ったコミュニケーションにも役立ちます。1人1人のニーズに合わせた施策に使えるため、マーケティング効果を高められる点が強みです。
ブロックも抑止できる
LINEポイントを使ったマーケティングは、ブロックの抑止効果もあります。LINEポイントの受け取りやキャンペーンでの応募結果のチェックは、公式アカウントとのやりとりが欠かせません。
先にブロックするとポイントを受け取れないため、ユーザーは少なくともポイントを手にするまでは繋がりを保ちます。キャンペーン終了の際に魅力的な情報を送れば、ブロックの可能性をより下げられるでしょう。
LINEポイントを使うマーケティングのデメリット
LINEポイントを使ったマーケティングには、以下のデメリットもあります。
公式アカウントの友だち追加が必須
LINEメッセージは、友だち追加したユーザーにしか届かないため、LINE上で公式アカウントを追加してもらわないと宣伝できません。
友だち追加にハードルを感じて離脱してしまうユーザーも多いため、友だち追加することに魅力を感じさせる、オファーやキャッチコピーを作成することが重要です。
アカウント停止になるとマーケティングできない
LINEマーケティングはアカウントが停止になるとできない点にも注意する必要があります。LINEの公式アカウントは一旦停止処分を受けた場合、2度と復活させられません。
アカウントの停止でよくある原因は以下の通りです。
- 友だち追加したユーザーから通報があった
- アフィリエイト広告を掲載した
- ガイドラインに反する内容を発信した
配信するメッセージの内容や掲載広告に十分注意しましょう。
販促に活用する場合は有料プランが必須
LINEポイントを使ったマーケティングを展開する際、最初は無料プランで始められます。
しかし無料プランで送信できるメッセージは月間最大200通までで、追加メッセージは送れません。実際に販促を続ける場合には、有料プランへの移行を前提として計画を立てましょう。
LINEポイントを活用したキャンペーンの始め方
LINEポイントを使ったキャンペーンは、以下の手順で始められます。
LINE公式アカウントを取得
まず、LINEで公式アカウント(ビジネスアカウント)を取得しましょう。「LINEビジネスマネージャー」のサイトで「管理画面にログイン」を選び、「アカウントを作成」に進めば作れます。
キャンペーンを実施
公式アカウントを作成したら、キャンペーンを実施しましょう。キャンペーンの作成や開催の流れは以下の通りです。
- リッチメニューの作成:ユーザーが簡単にアクションできるように
- キャンペーンの企画内容や規約などの準備
- LINE社に申請し、ポイントコードを入手(購入)
- 応募フォームの公開・配信設定
- キャンペーン終了後に当選者を決める(抽選などの場合)
- 当選者にポイントコードを送る(抽選などの場合)
効果の測定・改善
LINE公式アカウントでマーケティングを行う際、定期的に効果を測定することが大切です。「ダッシュボード」では、メッセージや友だち追加の数などを確認できます。
また、「友だち」や「ステップ配信」を選ぶと、各項目でより細かい指標をチェックできます。これらの項目のデータをチェックしては、こまめに改善していくことが大切です。
LINEポイントのマーケティングの成功事例
LINEポイントを使ったマーケティングは、様々な業界で成功事例があります。
例えばある大手ドラッグストアでは、特定の目薬を購入してレシート画像を送ることを条件に、抽選1,500名に500ポイントをプレゼントするキャンペーンを展開しました。
また別の製薬会社も、アンケートへの回答を済ませたユーザー全員にLINEポイントを付与するキャンペーンを行った事例があります。
LINEマーケティングはPenglueがおすすめ!
参考:Penglue公式サイト
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LINEマーケティングツールを導入したい方は、Penglueを考えてみてください。
まとめ
LINEポイントを使ったマーケティングは、LINEユーザーをターゲットにできるのが特徴です。しかも、LINEポイントは様々な用途に使える分、広告や動画視聴の対価にも向いています。
LINEポイントを使ってマーケティングを展開すれば、宣伝効果も期待できます。今後自社商品の認知度を高めたり売り込んだりしたいのであれば、LINEポイントによるマーケティングを考えてみてください。