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インプレッション(impression)とは?PV・リーチ数などの類似指標から計測法まで説明

2024.11.22

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こんにちは!Penglue編集部です。

マーケターなら必ず知っておきたい指標のひとつ、インプレッションについてご説明します。

インプレッションとは?

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インプレッションは、コンテンツがどれだけユーザーの目に触れたかの露出度の指標となる指標です。

Webコンテンツ、広告、SNSの投稿などが表示された回数を意味します。インプレッションが重要とされるのは、次の用途に利用できるためです。

また、他の指標(クリック率など)を算出する際の基準となります。

広告のインプレッション

広告のインプレッションとは、ユーザーのブラウザ上に広告が表示された回数を意味します。

ユーザーがアプリやWebサイトを開き、広告が表示されるたびにカウントされます。

広告費の計算基準となることが多く、通常1,000インプレッション(CPM)単位で課金されます。

広告主がキャンペーンのコストを把握するために重要な指標です。

広告のインプレッションは、広告の露出度を測る基本的な指標であり、ブランドの認知度向上に重要な役割を果たします。

SNSのインプレッション

SNSのインプレッションの場合は、投稿が表示された回数を指します。

例えばX(旧Twitter)では、ツイートがユーザーのタイムラインに表示された回数をカウントします。

SNSのインプレッションは、投稿の到達範囲を把握するのに役立ちます。

インプレッションのポイント

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インプレッションを指標として着目する場合、次の点を抑えましょう。

クリック数や実際に読まれた回数とは無関係

インプレッションはクリックや実際の閲覧とは別の指標となるため、ユーザーの行動そのものとはいえません。

画面上に広告やSNSが表示されたとしても、ユーザーが意識しているとは限らないのです。

同じユーザーに複数回表示されても、それぞれカウントされる

ユーザーひとりに対して重複して表示されている場合があります。費用対効果を計測する際には、ユーザー数を参考にしましょう。

ユーザーの実際の行動を直接反映するものではない

インプレッションはユーザーのアクションが反映されない指標です。

類似指標との違い

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混同されやすく、関連して利用される指標について説明します。

リーチ

リーチはユーザー数を指すのに対し、インプレッションは表示回数を意味します。例えば、1人のユーザーに2回広告が表示された場合、リーチは1、インプレッションは2となります。

ページビュー(PV)

ページビューは実際にコンテンツが閲覧された回数を示すため、インプレッション数とは必ずしも一致しません。

エンゲージメント

エンゲージメントは、ユーザーがコンテンツに対して行った反応の総数を意味します。

例えばSNSのエンゲージメントでは、次のようなものがあります。

クリック率(CTR)

CTRは、広告のインプレッション数に対するクリック数の割合を示します。

CTRは広告の効果を測る重要な指標で、ユーザーの興味を引く度合いを示します。

計算式

CTR= クリック数÷インプレッション数×100%

インプレッション単価(CPM)

CPMは、1,000インプレッションあたりの広告コストを示します。

CPMは広告キャンペーンの費用対効果を比較するのに便利です。

計算式

CPM=広告費÷広告の表示回数×1,000

 

ビューアブル・インプレッション率

ビューアブル・インプレッション率は、全インプレッション数に対する、実際にユーザーの目に触れた可能性が高い広告の割合を示します。

インプレッションを計測する方法

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計測方法や定義は、広告の種類やプラットフォームによって異なることがあります。正確に計測するために、使用しているプラットフォームや媒体の計測基準を理解することが重要です。

プラットフォーム固有の計測方法

Google広告やFacebook広告などの主要プラットフォームでは、広告が実際にユーザーの画面に表示された瞬間をインプレッションとしてカウントします。

リクエストベース計測

アドサーバーへの広告リクエスト回数をインプレッションとしてカウントする方法です。

OTS(Opportunity To See)ベース計測

ユーザー目線での計測方法で、広告に1×1ピクセルの透過GIF(ビーコン)を含め、そのビーコンのリクエスト回数をカウントします。

ページビューと広告掲載数の乗算

「ページビュー(PV)×そのページに表示されている広告掲載数」という計算式を用いる方法です。

ビューアブルインプレッション

広告の面積の50%以上が1秒以上表示されたものをカウントする方法です。

インプレッションはコンテンツの潜在的な到達範囲を示す重要な指標

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インプレッションはユーザー行動そのものを示すことはないため、あくまで他の指標を算出したり、関連付けたりすることで活用される機会が多くなります。計測したい成果に応じて着目する指標を決めてください。