こんにちは、Penglue編集部です。
SNSが普及した昨今、SNSを活用した効果的なマーケティング手法の1つとして、インフルエンサーマーケティングが注目を集めています。
しかし、その一方で潜在的なリスクやトラブルを正しく理解していないと、企業のブランドイメージに大きなダメージを与える可能性があります。
本記事では、インフルエンサーマーケティングにおけるよくあるトラブルやその原因、リスクを最小限に抑えるための具体的な注意点について解説します。
インフルエンサーマーケティングの市場規模
株式会社サイバー・バズが行った、国内のSNSマーケティング市場の調査によると、2023年のSNSマーケティング市場は1兆899億円、前年比117%の成長、2027年には2023年の約1.7倍となる1兆8,868億となる見通しを発表しています。
また、インフルエンサーマーケティング市場は2023年で前年比120%となる741億円、2027年には2023年の約1.8倍となる1,302億円となる見通しを発表しました。
これらの調査からわかるように、年々SNSを活用した市場は規模を拡大しており、その中の1つであるインフルエンサーマーケティングも非常に注目を集めています。
SNSでの影響力を活かしたYouTuberコラボレーションなど、法人も積極的に関わる機会が近年非常に増えてきています。メリットも多くある一方で、デメリットも多く潜んでいることを理解しておきましょう。
インフルエンサーマーケティングに潜む一般的なリスク
ここでは、インフルエンサーマーケティングを実施するにあたって起きうる一般的なリスクについて詳しく説明していきます。
- ステルスマーケティングのリスク
- インフルエンサーの炎上
- 商品ターゲットとインフルエンサーのフォロワーのミスマッチ
- 商品・サービスの間違った説明
- インフルエンサーとの連携不足によるミス
ステルスマーケティングのリスク
これは簡単にいうと、依頼したインフルエンサーが#PRなど、広告であることを明示せずに投稿を行ってしまうことです。
2023年10月より消費者庁がステルスマーケティング(ステマ)規制を強化し、こうした広告であることを明記しない行為は「景品表示法」違反であると定めました。
消費者からブランド全体の信頼を損なうことにも繋がってしまう可能性があるため注意が必要です。
インフルエンサーの炎上
起用したインフルエンサーが不適切な言動をするなどして炎上してしまった場合、プロモーション自体の失敗だけでなく、その商品やサービスを提供している企業にまで被害が加わることがあります。
こうなるとその他のプロモーションやブランド自体のイメージダウンにもつながってしまう可能性があり、トラブル対応に追われるリスクもあるため注意が必要です。
商品ターゲットとインフルエンサーのフォロワーのミスマッチ
プロモーションしたい商品と起用したインフルエンサーのフォロワーがかけ離れている場合、どれだけインフルエンサーが影響力を持っていたとしても、プロモーションの効果が発揮されない可能性が高いです。
想定していたよりもインフルエンサーのフォロワー層が違ったという可能性もありますので、その点は依頼前にリサーチを行い、すり合わせておくことが大切です。
商品・サービスの間違った説明
インフルエンサーに対して、商品やサービスの説明が不十分だった場合、そのフォロワーにも間違った情報が広まってしまうリスクがあります。
十分な説明をしていたとしても、インフルエンサーによる誇張表現や過度な発言によって、正しい情報が伝わらないことも考えられます。
あらかじめ過去の活動経歴や言動についてもチェックし、こうしたリスクをできる限り回避できるように準備しておくことが大切です。
インフルエンサーとの連携不足によるミス
他にもインフルエンサーに依頼する上では、業務上のトラブルなどもよくあるケースです。
連絡が遅いことによるスケジュール遅延だけなく、最悪の場合途中でインフルエンサーとコンタクトが取れなくなるといったケースも考えられます。
インフルエンサーとしての影響力や発信力に加えて、 こうした最低限のモラルやマナーを持っているのかどうかも念の為事前に確認しておくことがリスク回避には大切です。
リスクを回避するためのポイント
こうしたリスクをできる限り回避するにはどうしたらいいのでしょうか?リスクを回避するためのポイントについて解説していきます。
インフルエンサーの選定基準を明確化する
- ブランドや商品との親和性: 企業の価値観やターゲット層と一致しているか
- フォロワーの質: 偽アカウントやスパムフォロワーの比率を分析
- 過去の投稿内容: 炎上歴や不適切な発言の有無を確認
インフルエンサーとのすり合わせ
しっかりコミュニケーションをとり、伝えて欲しいポイントや強みだけでなく、避けて欲しい表現などリスクになる部分まで明確に伝えることが大切です。
- 投稿や発信内容のチェック
- 伝えて欲しいポイントのすり合わせ
- リスクや避けて欲しい表現の共有
トラブル発生時の対応策を用意する
万が一炎上やトラブルが発生した場合に備え、事前に対応策を策定しておきましょう。
- 社内の対応フロー: クレーム対応や謝罪文の作成手順
- インフルエンサーとの連携: 緊急時に迅速に連絡を取れる体制を構築
- 契約時に責任の所在を明文化
まとめ
インフルエンサーマーケティングは強力なプロモーション手法ですが、その効果を最大化するためには、潜在的なリスクを正しく理解し、適切な対策を講じることが不可欠です。
これらを実践することで、安心してインフルエンサーマーケティングを活用できる環境を整えられるはずです。あなたのマーケティング施策が成功する一助となれば幸いです。
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