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カゴ落ち率は70%!?その原因と代表的な改善策を6つご紹介

2024.11.14

BLOG

こんにちは、Penglueメディア編集部です。

ECサイトを運営している方は「カゴ落ち」という課題を一度は抱えたことがあるのではないでしょうか?

本記事では、「カゴ落ち」が起きてしまう根本的な原因とその代表的な改善先について解説していきます。

ECサイト運営者だけでなく、CRMなどのマーケティングを担当している方にも役立つ情報になっているかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

カゴ落ちとは?

そもそも「カゴ落ち」とは商品をカートに追加したまま、サイトを離脱してしまうことを指します。

Baymard Instituteの2024年度の調査によると、平均のカゴ落ち率は70.19%になるというデータもでており、ECサイトでカートに商品を入れた10人のうち、約7人は購入をせずに離脱してしまっているのです。

またこのカゴ落ちにより、機会損失額は売上の2.5倍にも及ぶと言われており、カゴ落ちを改善することが売上を伸ばすために非常に重要であることがわかります。

カゴ落ちの代表的な原因と改善策

ここではカゴ落ちが起きてしまう代表的な原因とそれに対する改善策をご紹介していきます。

原因①予想外の追加費用

カートに追加後に発生する追加費用は、ユーザーを離脱させる要因の1つとなります。代表的なものが「送料」や「手数料」です。この部分が明瞭でないと、合計金額が予想より高いために、購買意欲が損なわれることがあります。

改善策

  1. 送料や手数料が発生する場合は、その具体的な金額を明確に記載しておく
  2. 送料や手数料無料の商品やサービスを用意する

常に費用を削ってしまうと、売上全体に影響を及ぼしてしまう場合は、キャンペーンなどと題して送料無料などを実施する形も1つ有効な施策です。もしくは、元から送料や手数料込みの金額で掲載しておくというのも1つの手です。

原因②購入完了までのプロセスが長い

購入を完了するまでの入力項目が多かったり、画面の遷移が多かったりする場合、カゴ落ちにつながっている可能性があります。特に、ログインを要するECサイトの場合は、新規登録のスムーズさというのもカゴ落ちを防ぐための重要なポイントになってきます。

改善策

  1. 決済完了までの入力項目の見直し
  2. 会員登録不要で購入できる動線の整備

実際にお客様として利用するイメージを持って、購入完了までのプロセスで無駄な部分はないか考え、改善していくことが大切です。また、はじめてのECサイトで会員登録をして購入をすることは少しハードルがあるので、会員登録なしで購入できる動線を用意するというのもカゴ落ち対策の1つの施策です。

原因③不安定なサーバーやエラーが発生する

購入完了までのプロセスでエラーが表示してしまったり、ページの読み込みが遅くて表示がされなかったりする場合、これもユーザーの離脱につながってしまいます。ECサイト自体の信頼感を損ねることにも繋がり、その後も決して購入してくれないといったことにも繋がりかねませんので注意が必要です。

改善策

  1. サイトの表示スピードの改善
  2. サーバーや決済システムの安定化

ユーザー側の回線などの影響もありますが、日常的に表示スピードが遅いといった場合は、ECサイト自体の表示スピードを見直す必要があります。

原因④配送に時間がかかる

商品を購入するユーザーはすぐに手に入れたいと思うので一般的です。そのため、配送までの日数が非常に長かったり、配達日が明確でない場合はカゴ落ちにつながってしまう可能性があります。発送日が遅いだけで別のECサイトに乗り換えられてしまうようなケースもあるので注意が必要です。

改善策

  1. 即日配達のオプションを設置する
  2. 配達日をできる限り明確に記載しておく

多少金額が高くなってもいいから早く届けて欲しいというユーザーが一定数います。そのため即日発送のオプションなどを設置するのも1つの改善策です。そのほか、受け取れる日付を指定できるような指定日(指定時間)配送なども整備してあると非常に親切です。

原因⑤一般的な決済方法がない

バーコード決済、クレジットカードなど決済方法が多様化している昨今では、ユーザーがよく使う決済方法に対応しているかどうかもカゴ落ちの原因となります。

改善策

  1. できるだけ多くの決済方法に対応しておく

ポイント還元などを理由に決済方法を決めるパターンもあるため、できるだけ多くの決済方法に対応してくことが大切です。

原因⑥不安や疑問が残る

先ほど挙げた配達日の記載も含まれますが、その他にもセキュリティ面や返品についての記載など商品購入に関しての不安が残る場合、カゴ落ちにつながってしまうことがあります。

改善策

  1. 返品・交換ボリシーを明確に記載する
  2. FAQを設置する

この原因に関しての改善策は明確で、「あらかじめ明確に記載しておく」ことに限ります。ユーザーが購入に至るまでに疑問に感じること、最後に抱く疑問に対しての回答をきちんと用意しておくことで、カゴ落ちを防ぐことにつながっていきます。

まとめ

カゴ落ちは多くのECサイトが抱える共通の課題であり、最適な改善策を講じることで売上に大きく貢献できる分野です。

まずはカゴ落ちの原因を正しく理解し、送料の透明化やチェックアウトの簡略化、支払い方法の充実など、自社に合った改善策を段階的に実施してみてください。

カゴ落ち率が改善すれば、自然と売上も増加し、顧客満足度も向上します。まずは実行可能な部分から取り組み、成功体験を積み重ねることを目指していきましょう。

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