広告の中でも成果報酬型広告を考えている方もいるでしょう。実際成果報酬型広告は非常にコスパが良い存在です。特定の目標で成果が出た場合に限り費用を払えば良いため、大きな成果が得られた際の利益も大きくできます。
今後成果報酬型広告を考える上で、基本的な特徴や費用・相場などの情報を知っておきたいのではないでしょうか。本記事では成果報酬型広告の基本からコスト、メリットなどを徹底解説します。
成果報酬型広告とは?
まず、成果報酬型広告の基本を見ていきましょう。
成果報酬型広告の定義とは
成果報酬型広告とは、商材の購入や会員登録、アプリのダウンロードなどの成果が発生した際に報酬が発生する広告です。企業が広告の配信を広告代理店に依頼し、成果が発生した場合に限り、広告費の一部を報酬として支払います。
報酬の条件である成果の内容や、報酬を広告費の何%とするかは、企業と広告代理店の協議で決めるのが一般的です。
成果報酬型広告の仕組み
成果報酬型広告を依頼する際、広告費の10~30%を運用手数料として広告代理店に支払います。例えば予算が300万円の場合、10~30%に当たる30~90万円を手数料として払う仕組みです。なお、運用手数料は成果に関係なく支払います。
加えて、契約時に決めた一定の成果が発生した場合も、広告代理店に成果報酬を払う仕組みです。例えば広告経由の会員登録が報酬を払う条件であれば、登録数に応じた金額を払います。
成果報酬型広告の主な種類
成果報酬型広告の主な種類は以下の通りです。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、専用の管理サービスであるASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)に登録後に配信する広告です。
登録後は契約先のパートナー(アフィリエイター)が、自身のWebサイトやブログで広告を宣伝します。サイトやブログ経由で商材の購入などが行われた場合に限り、成果報酬を支払うのが特徴です。
リスティング広告
リスティング広告は「検索連動型広告」ともいい、Googleなど検索結果ページに配信されます。ユーザーが検索すると同時に、検索意図に応じた広告を見られるのが特徴です。
よく検索結果に表示されるURLに「スポンサー」と書かれていますが、実はそれこそがリスティング広告です。成果は表示やクリックで発生します。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告はWebサイトにある専用の枠に配信できる広告です。画像だけでなく、テキスト(文章)や動画など様々な形で配信できます。
ディスプレイ広告はバナーの形での配信が一般的であるため、「バナー広告」の呼び方も有名です。広告による成果は表示やクリックでカウントされます。また、商材をよく知らないユーザーへの訴求に適しているため、新規顧客の掘り起こしにおすすめです。
SNS広告
SNS広告はX(旧Twitter)やFacebook、InstagramなどのSNS上で配信されます。配信場所もタイムラインやおすすめのアカウント欄などです。SNSに登録された個人情報やユーザーの投稿内容などをもとに、的確にターゲットを絞りながら配信できます。気軽に使われるSNSを介して配信するため、ユーザーの目に留まる機会が増えやすいのも特徴です。
成果報酬型広告と他形式の広告を比較
成果報酬型広告はWeb広告の配信方法の1つにすぎません。他の形式の広告と比較すると以下の通りです。
成果報酬型広告 | クリック報酬型広告 | インプレッション型広告 | 固定報酬型広告 | |
---|---|---|---|---|
報酬発生の条件 | 一定の成果(会員登録や商品購入など) | クリック数 | 広告の表示数 | 掲載期間に応じて一定額発生 |
収益性 | 高い(特に単価が高いもの) | 低い(クリック1階につき1~5円程度) | 低い(1回表示で1~2円) | 高い |
報酬のハードル | 高い | 低い | 低い | 低い |
他の広告に比べて報酬発生のハードルは高いものの、商材の単価や運用成果次第で大きな利益も期待できます。
成果報酬型広告の費用相場
成果報酬型広告の一般的な相場は、1件につき扱う商品・サービスの数%程度とされています。仮に3万円のサービスがあって、契約成立で1件につき5%の報酬が発生する場合、1件につき1,500円を支払う計算です。
ただ、会員登録や問い合わせのような成果の場合、明確に金額として表せないものもあります。成果報酬を決定する際は、広告代理店とよく話し合うことが大切です。
成果報酬型広告のメリット
成果報酬型広告には以下のメリットがあります。
費用対効果が明確
成果報酬型広告では、何らかの成果が発生した場合のみ報酬を支払う仕組みです。成果に応じて支払うべき報酬が決まるため、期待できる成果を出すのに必要な費用を算出できます。
成果に対する分析のノウハウが蓄積されれば、広告予算の立案もスムーズになるでしょう。
無駄なコストを抑えられる
成果報酬型広告では、発生しなかった成果に対して報酬を支払わなくて良い仕組みです。運用手数料を除くとそこまでコストは必要ありません。
分かりやすい例がクリック報酬型広告との違いです。クリック報酬型広告では誤操作の場合も含めてクリックのたびに報酬を請求されます。しかし、成果報酬型広告ではクリックに加えて、会員登録など具体的な成果によって初めて報酬が発生する仕組みです。誤操作によるコストは心配ありません。
実績あるプロが効率良く運用してくれる
成果報酬型広告では、広告代理店など実績のあるプロに運用を任せるのが一般的です。特に実績やノウハウが豊富にある代理店であれば、一定の料金に基づいたコスパの良い運用を期待できます。
成果報酬型広告では代理店側も求められる成果を出さない限り、自社の売上を積み上げられません。自社の利益を含めて強い熱意で運用する上、運用成果を向上するための提案までしてくれるため心強いです。なお、代理店によっては運用を完全に任せられるところもあるため、相談してみてはいかがでしょうか。
成果報酬型広告のデメリット
一方で成果報酬型広告には、以下のデメリットもあります。
すぐに効果が出にくい
まず、成果報酬型広告は基本的に効果が出るまで時間がかかりがちです。広告を出稿した後、ユーザーに認知されて期待される成果に結びつくまで、ある程度の時間がかかります。
特にアフィリエイターに依頼する場合、地道にアクセス数を稼ぐ必要があるため、すぐ効果は出ません。成果報酬型広告を出す際は、長期戦の覚悟で臨む必要があります。
難易度に応じてコストがかかる
成果報酬型広告は難易度が高いほど、代理店に払う手数料が上がることです。特に売り込む商材の単価や求める成果の基準が高い場合、代理店も難易度の高さで多くのコストを要求します。
特に最初に依頼する際は、商材の内容が成果報酬型広告に見合っているかを確認したり、求める成果の基準を低くしたりするべきです。
コンバージョンの質が下がる可能性
成果報酬型広告では、運用方法次第でコンバージョンの質が下がるリスクがあります。代理店側が運用成果を高めることに必死になって、本来期待していた効果が低くなる場合も多いです。
例えばアクセス数は増えても、商材の購入や会員登録が少ないと売上が伸びません。広告の配信で売上を作るには、代理店の運用実績も確認し、成果が期待できるか吟味すべきです。
成果報酬型広告を配信する流れ
成果報酬型広告は以下の流れで配信します。
広告形態を把握する
まず、広告を通じて商品やサービスを売るには、広告形態を把握しましょう。成果報酬型広告を配信する場合、広告代理店に直接依頼するか、ASPに登録する方法が一般的です。
どちらを選ぶかで、今後必要な費用や運用方法も異なります。特に初めて広告を配信する場合、先に広告代理店に相談するのがおすすめです。
商材が成果報酬型広告に合うか確認
成果報酬型広告を検討する際、商材との相性の良さも確認します。成果報酬型広告に向いている商材のジャンルは、美容や金融、飲食関係などと様々です。
一方で高額さや継続購入が特徴の商品のように不向きなジャンルもあるため、あわせて注意しましょう。
成果目標の決定
成果報酬型広告を使う方向性が固まったら、目標や配信すべきターゲットも決めます。特定の成果に対して報酬を支払うため、目指す成果の内容を明確にすることが重要です。
成果目標が曖昧な場合、代理店との認識にずれが生じて、思わぬコストがかかることがあります。
広告の予算を決定
目標が固まったら、必要な予算も決定しましょう。特に依頼経験が少ない場合は、予算についても広告代理店に相談するのがおすすめです。極力複数の代理店から見積もりを取って相場観を掴む必要があります。
相場を掴めたら、自社の状況に応じて予算を決めましょう。報酬額は商材や目指す成果で異なるため、代理店側ともしっかり話し合うべきです。
広告代理店やメディアの選定・依頼
予算も固まったら、運用を依頼する広告代理店やメディアを決めます。可能な限り、十分な運用実績がある代理店などに依頼すると安心です。実績が豊富であれば、広告を配信した際に高い効果も期待できます。
また代理店やメディアによって得意分野も異なるため、分野についてもしっかり確認しましょう。
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まとめ
成果報酬型広告は、商品購入や会員登録など具体的な成果が発生した場合のみに報酬を支払う広告です。無駄なコストを抑えつつ、コンバージョン率の向上が期待できるため、効率の良いWeb戦略を行うのに向いています。
特にノウハウが豊富な広告代理店であれば、コスパの良さも期待できるでしょう。複数の広告代理店のサービスを検討したり、相見積もりを取ったりして依頼先を決めるのがおすすめです。なお、なるべくコストを抑えながら依頼したい場合は、Penglueもご検討ください。